伊勢市立小中学校 科学創作展

2020

審査員講評

小学生の部

本年度の傾向

夏休み前や臨時休校期間中から取り組んでいる作品がたくさんあり、創作よりも科学研究が多い傾向であった。
身近なところから題材を見つけ観察対象にし、研究のきっかけや目的と予想をたてて取り組めているものが多かった。
動くロボットなど新しい題材に挑戦した作品も見られた。
夏休みの期間が短いことが影響したのか、出品数は例年に比べ減少した。また、低学年の作品が多く、高学年の作品が少ない傾向があった。

中学生の部

本年度の傾向

新型コロナウイルス感染症のため、夏休みが短縮されたことにより、出品数は例年に比べて少なかった。
出品された作品を見ると、本年度の傾向として、新しい生活様式、感染予防に関する殺菌・消毒をテーマにしたものも見られたが、生物や自然現象にかかるテーマにも興味を持ち研究がなされている作品もあった。

Web展示について

伊勢市科学創作教育振興会より

インターネットを利用したWebによる公開について

新型コロナウイルス感染拡大防止による影響のため、夏休みが小学校では17日間、中学校では16日間と大変短くなってしまいました。
研究期間が短く、大きな成果を見出すことが難しい中で、科学に興味のある多くの子どもたちが自主的に課題に取り組み、この場で個性的な作品が発表されていることにとても感心し、嬉しく思います。
科学創作展は例年「いせトピア」など、大きな展示会場で児童生徒の作品を展示してきました。しかし、今年度は3つの密を避けるためにインターネットを利用したWebによる公開となりました。
Webによる公開は初めての試みであり、作品を紹介する写真を3枚に限るなど、実物展示と比べて不十分な部分もありますが、少しでも子どもたちの科学への興味関心に繋がればと願っています。